「練習ではできるのに、試合になると不安で動けない」
「大事な場面になると自信がなくなる」
これはアスリートによくある悩みのです。
大切な場面で力を発揮できないのは、自分の可能性を信じ切れないからかもしれません。
ではどうすれば自分のことを信じられるようになるでしょうか?
今回は、難しい理論の話は抜きにして、アスリートが今日からできる実践法を3つ紹介します。
① 小さな成功体験を積み重ねる
自信は一気に大きく育つものではなく、小さな「できた」の積み重ねから生まれます。
これまでの小さな「できた」の延長線上に、未来の成功している自分が見えてきます
練習でできたことをメモする
「前より少し成長した」と気づいた瞬間を書き残す
1日の終わりに「今日のベストプレー」を振り返る
そして重要なことは私たち人間はすぐに「忘れる生き物」だということ。
記憶に頼り切るのではなくて、思い出せるように記録に残すことが大事です。
② 仲間や憧れの選手から学ぶ
周りの成功を見ることも、自信を育てる大きな力になります。
というのも我々にはミラーニューロンという他人を真似するための神経が備わっているのです。
チームで「今日のナイスプレー」を声に出して褒め合う
憧れの選手の試合を見て「自分もできる」とイメージする
同じ状況を乗り越えた人の話を聞いて取り入れる
他人の成功は「自分もやれるはずだ」という感覚を後押ししてくれます。
③ 自分にかける言葉を変える
セルフトーク(心の中の声かけ)を変えるだけで自信は大きく変わります。
というのも自分を信じられない選手は、信じられなくなるような言葉かけを自分にしていることがあります。
「失敗したらどうしよう」
「また同じミスをするかも」
こんなふうに信じられなくなるような根拠を自分で見つけてしまうのです。
なのでこういった言葉を
「練習してきたから大丈夫」
「ミスをしても修正できる力がある」
と変えるだけでもメンタルには変化が生まれます。
ポジティブな言葉は心を落ち着け、プレーに集中できる環境を整えます。
まとめ:自分を信じる根拠を作ろう
いかがでしたか?
自分を信じるために必要なことは、そのための根拠を作ること。
これまでに積み重ねてきた努力の記録、経験、自分への態度。
日々の積み重ねが自分を信じる根拠に変わります。
本番で力を発揮するために、今日からできる小さな一歩を積み重ねていきましょう。
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